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GIMPを使ってお絵描きをしてみよう

描き方実際・下描き〜線の修正


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下描き

紙の上に描きます。

白い紙(プリンタ用紙だったり、ノートだったりいろいろ。今回はホワイトルーズリーフ用紙でした)にB芯のシャープペンでゴリゴリ。 アチシの場合は、「どうせディスプレィの上で線を修正するんだから」と考えてるので、かなりいい加減です (完成した画像をどう見ても、下描きの原形がとどめていないこともある)。 完成した画像を考えながら下描きする、のがいいんでしょうけど、そんなこと露ほども 考えちゃいません。最低(^^;。

スキャナでスキャンする際のことを考えれば、主線をペンなどで描きなおした方がいいでしょう。 アチシの場合は、先に描いたように「どうせディスプレィの上で修正するんだから」という考えがありますので、それはしません。 もっとも、ペン入れをやるときもあるのですが、そのときは原画を残せるよう、下描きにトレーシングペーパーを重ねて行う場合が多いです。


スキャナによる取り込み

スキャナで取り込みます。xscanimageを利用します。

写真等をレタッチするのではなく、線画(しかも後から修正する)を取り込むので、 モノクロ256階調で取り込みます。 それ以外で留意すべきは「下描きの線がわかること」のみですので、スキャナの設定はかなりいい加減です。

scanimage.jpg(295x320)
スキャナで取り込んだ画像

線の調整

取り込んだ画像をGIMPで修正していきます。

まず、取り込んだ画像の、線がはっきりとわかるように線の濃さや明るさを調整します Image/Colors/Brightness-Contrast、Curvesを利用して調整していきます。

line00.jpg(295x320)
線の調整をした画像

線のレイヤ化

線の調整をした線画を、レイヤ化します。

線をレイヤ化するには、レイヤマスクを利用します。 まず、New Layer で1色で塗り潰された(別に1色でなくてもかまいませんが)レイヤを用意します。 そのレイヤに Add Layer Mask として、レイヤマスクを追加します。 次に、線画のレイヤを反転(Image/Colors/Invert)し Copy します。 そしてレイヤマスクに対して、Copy したものを Paste します。

この一連の手順を、Schemeで書いたScript-Fu、 "line-through.scm" を用意しました(GIMP1.0用です。GIMP1.2では、line-through12.scmを使ってください)。 $HOME/.gimp/scripts/ に置き、Script-Fu/Original/Line-Throughより利用できます。

この作業はアチシはやるときとやらないときがあります。 というのも、スキャンした線画に透明レイヤを重ねて、 線画の線をなぞるように描いていく、という手法をやる場合もあるからです。


線の修正

レイヤ化した線を、修正していきます。 PaintBrushやEraserでゴシゴシと魂を込めて(?)描くべし。

このとき、アチシはレイヤを部品ごとに分割します。 今回の場合は、以下のようなレイヤに分割した線画を持っています。

このように分割するのは、後で輪郭線の色の調整を行うとき、楽になるためです。

見ての通り、下描きをスキャンした線があまりに生かされていません(^^;。 こういうのは余計な苦労をするだけですので、真似しないでください。

line00.jpg(263x320)
線の修正をした画像
line01_0.jpg(105x128)
髪の輪郭線レイヤ
line01_1.jpg(105x128)
服(セーラー、袖口)の輪郭線レイヤ
line01_2.jpg(105x128)
顔、手の輪郭線レイヤ
line01_3.jpg(105x128)
目玉の輪郭線レイヤ
line01_4.jpg(105x128)
眉毛、目、鼻、口の輪郭線レイヤ
line01_5.jpg(105x128)
チョコレート(ハート)の輪郭線レイヤ

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