輪郭線が黒一色ですので、輪郭線の色を調整します。
眉毛は目元などは、Image/Colors/Color Balance、Hue-Saturation で色を調整し、 PaintBrushやConvolverなどで細かい修正をします。
それ以外の輪郭線は、下地に塗った色を元に調整していきます。 ここでは例として、肌の輪郭線についてみていきます。
肌の色のレイヤをコピーし、肌の輪郭線の形に切り出します。 今回、肌の輪郭線のレイヤは独立して作ってありますので、Layers/Alpha To Selection で輪郭線の部分を選択して Select/Invert で選択領域を反転、という方法で取り出しました。 図では切り出した輪郭線が判りやすいように背景を青にしてあります。
次に、Image/Colors/Levels で切り出した輪郭線の色を調整します。 パラメータは図を参照してください(絵の完成後からでっちあげたパラメタなので、実際に使用したパラメタではないです。でもだいたいこんなものです)
これを後は、髪、服、など、それぞれの輪郭線に対して行います。 全て終ったら、細部をPaintBrush、Eraserで修正していきます。
輪郭線の調整が終了したら、輪郭からはみ出した部分を切りとっていきます。 BezierSelectなどを利用して、切り取り範囲を指定し切り取っていくといいでしょう。
これで女の子部分は完成です。
今回はグラデーションや素材から作っただけの、でっちあげ背景です(^^;。 レースの模様はレイヤの透過度を変化させて重ねてあります。
女の子部分と背景を重ね、文字や署名を入れます。 重ね合わせて気になる部分があれば、修正していきます。
レイヤを統合すれば、ここまでで作業は一通り終了です。
最後に Image/Scale でサイズ調整をします。 今回は縦方向約700pixelで作業をしていました。 これを 512x512 の大きさにしてあります。
最後に、他人に見てもらえるように、JPEG形式で保存をします。 JPEGでの保存を選ぶと、QualityとSmoothingが指定できます。 いずれも値が高いほど高画質(劣化が少ない)ですが、これは目的とファイルの大きさとの相談で決めてください。